
堀 由紀子 音楽歴
大阪に生まれ、母方の叔父と叔母の手ほどきを受けて
3歳よりピアノを始める。
●学歴
・東京芸術大学附属音楽高校 卒業
・東京芸術大学音楽学部(ピアノ専攻)卒業
・同大学院修士課程(ピアノ専攻)修了
・ヴィンタートゥーア音楽院(現:チューリッヒ芸術大学)
ソリストディプロマ 取得
●賞歴
・クロイツァー賞 (日本/1978)
・文化庁芸術祭優秀賞、並びにレコードアカデミー賞 :
「現代日本ピアノ音楽の諸相1973―」(共著・DENON)
(日本/1983)
・メリーランド大学国際ピアノコンクール
ライネル・ゴードン賞(アメリカ/1984)
・マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位
(スペイン/1989)
・コンクール・ピアノ80 優秀賞(スイス/1989)
●演奏歴
1977年、東京芸大4年次在学中に新作の初演でデビュー以来、現在に至るまで、バッハから現代にわたるプログラムで数多くのコンサートを行う。
・ソロ:日本およびスイスを中心とするヨーロッパで、これまでに60回ほどのソロ・リサイタルを行う。1998年の帰国後は「J.S.バッハ・パルティータ連続演奏会I~VI」「堀由紀子の早晩・遅晩〜夜のひとときクラシック」などの自主リサイタルシリーズを開催し、好評を博している。
・ピアノ協奏曲:秋山和慶、小林研一郎、矢崎彦太郎、飯森範親諸氏らの指揮のもと、東京交響楽団、東京フィルハーモニック、英国王立音楽院室内管弦楽団、ヴィンタートゥール市立交響楽団などのオーケストラと、10曲を超えるピアノ協奏曲を協演。91年東響の世界公演では、スイスとドイツでソリストを務めた。
・室内楽・歌曲共演:数多くのコンサートに出演、国内外の多くの名手達から厚い信頼を得ている。スイスでは、クルト・レーデル、クロード・シュタルク、各国の著名オーケストラのコンサートマスターや歌手の方々、日本では、名倉淑子、藤原真理、木越洋の諸氏を始めとするヴェテラン音楽家の方々と共演を重ねている。J. ゴールウェイ氏のマスターコースで公式伴奏者を務めた。
●教育歴
・東京芸術大学音楽学部弦楽科 伴奏助手
(弦楽学生と共演、教授の補佐 東京/ 1981〜86)
・芸大在学中から様々な個人レッスンを行う
(東京・スイス/ 1976〜現在に至る)
・シャフハウゼン音楽大学・同音楽院 講師
大学で専攻ピアノ、音楽院で趣味で学ぶ子供から大人を指導
(スイス / 1990〜98)
・ベルン音楽大学・同音楽院 講師
大学でピアノ実技、音楽院で趣味で学ぶ子供から大人を指導
(スイス / 1995〜1998)
・フェリス女学院大学 音楽学部・大学院 教授
ピアノソロ、協奏曲、室内楽、ソルフェージュ、演奏研究・作品演習等の個人レッスン及びクラス授業を担当
(横浜 / 2000~2021)
●出版されたCD
<ピアノソロ・協奏曲>
・J.S.バッハ 6つのパルティータ
(2006/ オクタヴィアレコード)
・ラヴェル「鏡」&リスト ソナタロ短調
(2004/ 音楽之友社)
・山田泉「一つの素描」
ピアノとオーケストラのための「一つの素描」
共演:国分誠(指揮)、東京交響楽団
(共著・1996/ブレーン社)
・「現代日本ピアノ音楽の諸相1973―」
一柳慧氏と甲斐説宗氏のピアノ曲を演奏
(共著・DENON /1983)
<室内楽>
・ヴァイオリン・ソナタ集
ヤナーチェク、ドビュッシー、プーランク、オネゲル
共演:Manrico Padovani(Vn)
(1997/Wiediskon社)
・チェロ・ソナタ集
フランク、ドビュッシー、ヴィエルネ
共演:Pi-Chin Chien (Vc)
(1996/MDS Records)
<その他のジャンル>
・「アウトサイド」
共演:上野耕路(Comp)、桑野聖(Vn)
(DENON /1989)
●社会的な活動
・フェリス女学院大学名誉教授(2021年〜)
・フェリス女学院大学にて、学部長、評議員、学科主任等の役職を歴任
・かながわ音楽コンクール(シニア・ユース)他 審査員
・日本演奏連盟、横浜音楽文化協会、クロイツァー協会会員
●師事した先生とその期間(敬称略)
日置智恵子(1961〜64)
矢倉眞子(1966〜67)
田原冨子(1967〜69)
多美智子(1969〜70)
安川加寿子(1969〜1980)
クリストフ・リースケ(1986〜88)
ヴェルナー・ベルチ(1989)